INTERVIEW
片岡さんに聞いてみた
日本初、世界初、そして
"誰かの困った"に本気で向き合う人。
トラボディを運営する片岡オートの片岡さんは、ひと言では説明しきれない人です。
トラックボディの販売・買取・乗せ替えを手がける一方で、車検書類を簡単に作成できるアプリや、古物台帳を管理できるクラウドサービスも開発。さらに、デコトラ仕様のはしご車で全国のイベントにも参加し、子どもから大人まで多くの人を笑顔にしています。
きっかけは、「不便やな」と思ったことを放っておけなかったから
Q
片岡さんは、トラック関連の事業だけでなく、アプリ開発にも取り組まれていますよね。
なぜアプリを作ろうと思われたのですか?
コロナで仕事も無くなり、従業員を雇っていくのも困難な状態になり、3人いた事務員さんが、最終的には0人に。
その後、仕入れ、販売、管理、経理をやらなければならなくなったときに、事務の無駄に気がついたことがきっかけです。
何とか効率化できないかと思い、事務まわりの改革として、仕入、管理、販売、陸運局関連、会計に至るまで全てを一つのアプリにまとめました。
2023年頃からは、陸運局や税事務所への書類も手書きなしで印字して提出。会計freeeとも連携することにより、以前3人で行っていた業務が1人でできるようになりました。
Q しかも、最初は無料で公開されていたんですよね。
そうです。今もほとんど無料です。
もちろん、本当はメンテナンス費用もかかりますし、データを取得するにも費用がかかります。でも、まずは世の中に便利なものを残したいという気持ちが強かったんです。
ただ、これからは続けていくためにも、必要な部分は少しずつ有料化していかないといけないと思っています。無料で広げるだけでは、サービスを守れない。長く便利に使ってもらうためにも、きちんと続けられる形を作っていきたいです。
デコトラはしご車は、人を笑顔にするための挑戦
Q はしご車の活動もかなり印象的です。なぜここまで本気で取り組まれているのですか?
ほんと最初は、どんな冷ややかな目で見られるだろうとすごく不安でした…
でも今では、たまに神戸などへ勝手にパトロールをしているときに、気になって近づいてきてくれた方には乗っていただいて、町を案内させてもらっています。
乗っていただいた方がめちゃくちゃ喜んでいただけるのが本当に嬉しくて、私も元気をもらいに出かけています。
Q 世界初の挑戦もされていますよね。
はい。たとえば、世界初のデコトラはしご車で、滑り台を設置するということもやりました。
ほかにも、千葉県で友達とはしご車から釣りをしたり、沖縄ではBUZZ RESORTさんではしご車を使って2階のホテルにチェックインしたり、富士スピードウェイをはしご車で爆走するなど、世界初の挑戦を続けています。
普通に考えたら、なかなかやらないですよね。でも、やったら絶対おもしろい。子どもたちも喜ぶ。話題にもなる。だったら、やってみようと思うんです。
※数々の世界初の挑戦はこちらからもご覧いただけます!
片岡さんの挑戦は、いつも"人"から始まる
Q お話を聞いていると、片岡さんは人のために動きすぎるくらい動かれる印象があります。
そうかもしれません。
能登の支援でも、トラックを貸したり、現地に関わったりしました。困っている人がいたら、何かできないかなと思ってしまうんです。
もちろん、会社としては費用もかかります。持ち出しになることもあります。でも、目の前に困っている人がいて、自分にできることがあるなら、動いてしまうんです。
Q ビジネスとしては大変な部分もありますよね。
あります。正直、キャッシュフローが苦しい時期もあります。
でも、ただ利益だけを見ていたら、今やっていることの多くはできません。
人が喜んでくれること、困っている人の助けになること、世の中が少し便利になること。そこに意味があると思っています。
SNSで伝えているのは、宣伝ではなく"心の発信"
※Instagramで配信する片岡さん
Q Instagramを中心に、SNS発信にもかなり力を入れられています。
最初は真面目に宣伝していたんです。でも、あまり見てもらえませんでした。
あるときから、宣伝ではなく、自分の思いや出来事をそのまま発信するようにしました。すると、応援してくれる人が増えていったんです。
はしご車で全国を走っていること。イベントで出会った人のこと。うまくいったことも、失敗したことも、できるだけ自分の言葉で伝えています。
Q だからこそ、片岡さん自身にファンがついているのだと思います。
そうですね。ありがたいことに、若い人たちも応援してくれています。3歳のお子様から小学生や中学生も声をかけてくれることもあります。
今すぐのお客さんではないかもしれません。でも、いつか「片岡さんから買いたい」と思ってくれるかもしれない。そういう未来のお客さん、未来の応援団が全国に増えている感覚があります。
トラボディは、ただの販売サイトではなく、業界の困りごとを解決する場所
Q トラボディについても教えてください。現在はどのようなサービスになっていますか?
トラックボディの販売、載せ替えを中心に行っています。
トラック業界では、ボディを探すのも大変ですし、見つかったとしても「その後どうやって載せ替えするのか」という問題があります。うちは、ボディを販売するだけでなく、載せ替えまで対応できます。
特にスピード感には自信があります。トラックは止まっている時間が長いほど、仕事に影響が出ます。だから、できるだけ早く、きちんと動かせる状態に戻すことが大事なんです。
"おもろい"を形にし続ける会社でありたい
Q 片岡さんにとって、これからの会社のテーマは何ですか?
『JUST FOR SMILE 人生は一度きり』です。
仕事で喜んでもらえたり、はしご車で喜んでもらえたり。新たなアイデアで喜んでもらえたり。
トラックの仕事も、アプリも、はしご車も、全部バラバラに見えるかもしれません。でも、自分の中ではつながっています。とにかく、人生は一度きりなので、困っている人を助けたい。便利なものを作りたい。面白いことで人を笑顔にしたい。その結果として、今の形になっているんです。
Q 最後に、これから出会う方へメッセージをお願いします。
何か困っていることや、「こんなことできたら面白いのに」ということがあれば、ぜひ相談してほしいです。自分は、話を聞いているとアイデアが出てくるタイプです。一緒に考えたら、何か面白い形にできるかもしれません。
これからも、世の中が少し便利になったり、誰かが笑顔になったりするようなことに挑戦していきたいです。
片岡さんの魅力は、事業内容だけでは伝えきれません。
トラックボディの販売、アプリ開発、デコトラはしご車、地域支援、SNS発信。一見すると別々の活動に見えますが、その根本には共通した思いがあります。
「困っている人を助けたい」「便利なものを世の中に残したい」「面白いことで人を笑顔にしたい」
その思いを、圧倒的な行動力で形にしているのが片岡さんです。
片岡さんは、アイデアマンであり、発信者であり、挑戦者です。そして何より、人を巻き込み、応援したくさせる力を持った人です。

